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DESIGN WORKS CNARIO

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バウンディングボックスは使うな。

VOICE : NAKAMURA

デザイナーなりたてホヤホヤの時、当時私の指導係だった先輩デザイナーからの命令に近い突然のアドバイスでした。

慣れるから、慣れるまでの辛抱だと。

内心は なぜ!?あんなに便利なのに。拡大縮小とかどうすんの!?

なんて頭が混乱して、先輩の見えないところでこっそり使っていたりしました。
けどだんだん慣れていくもので、おそらく1ヶ月もしないうちに使わないのが当たり前になりました。

当時はなぜ?の部分を教えてもらえず、、
今になって自分が若い子の指導にあたる際に当時と同じ様に理由も言わずに 
「使ったらダメ」 と指導したこともありました。
けどやはり明確な理由がないと、使ってくれません。そりゃーそうです。


そこで考えた私なりの理由が2点

1 色のついた線と四角がデザインの邪魔をする
 
角や辺に現れて、オブジェクトを四角いボックスにしてしまい、色のついた線やボックスが現れます。
これがまずデザインをする上で、視覚的にとても邪魔です。
0.1mm 0.05mm  など本当に細かい調整をすることも多々ある中で
あの四角いボックスはデザインの妨げになります。
むしろ、バウンディングボックスどころか選択していることを表示する
色のついた線すら邪魔な時があります。
そうゆう時私は全てを非表示にしてレイアウトします。

2 実は正確にできていない

拡大縮小変形などをバウンディングボックスを頼りにして、
キュイーンと変形をいとも簡単にしている人がいます。
実はこれ、正確な変形ができてません。
左手でシフトやオプションを押しながらもできますが! が! が!

人の手ですから、押してるときにブレたりして適応できてないことがあるんです。
これホントです!
拡大縮小変形は数値を入れて調整するのが確実です。
私は拡大縮小などを数値でやっていないデザイナーを信用しないと決めています。

たった2点の理由、けどデザインする上で大切な、たった2点です。

もしこの使わない理由に共感してくれたデザイナーさんがもしいたらぜひ、
今日からバウンディングボックスは使わないで、デザインしてみてください。

慣れるまでの辛抱ですから。